上手な話し方には共通点がある!うまく伝わる話し方の3つのコツ

上手な話し方には共通点がある!うまく伝わる話し方の3つのコツ 仕事術

上手な話し方には共通点がある!うまく伝わる話し方の3つのコツ

私は最近会社の新卒の採用活動でリクルーターとして学生と話す機会が多くあります。
その中で感じることがあります。

それは話し方が上手で、聞き手として話している内容がすっと入ってくる学生には共通する特徴があることです。

相手に伝わる話し方は、就職活動に限らず仕事の中でもとても重要になります。

本記事では私が実際に感じた「話し方が上手になるコツ」を紹介します。
誰でも簡単にできる事なのでぜひ実践してみてください。

記事の前半では、1つ目のコツ「結論を先に話す(CREC法)」について、後半部分では「伝わる文章の主語と述語の関係」について2つのコツを紹介します。

この記事を読み終えることで、
上手に話している人が頭の中でどういう風に言いたいことを整理しているかが見えてきて
就職活動などの初対面の人と話すことの多い大学生から、社会人の仕事のあらゆる場面において、
相手にわかりやすく簡潔に自分の考えを伝えることが出来るようになります。

  1.結論から先に話そう

話が分かりやすい人の特徴は、結論から先に話します。
当たり前と言えばそうかもしれませんが、このことが徹底されています。

そういう人は「CREC法」を無意識に行っています。
「CREC法」は自分の考えを簡潔に、論理的に話すために重要となるフレームワークです。

CRECとは
C:Conclusion  結論
R:Reason   理由
E:Evidence  具体例 理由の根拠
C:Conclusion  結論

こちらの頭文字を取ったのがCREC(クレック)です。

簡単に流れを説明すると

  1. 自分の一番言いたい意見、質問に対する回答
  2. その意見・回答を導いた理由、仮定を説明する
  3. その意見・回答を証明するような具体例を紹介する
  4. 最後に再度結論をまとめる

 

CREC法を意識して話すとメリットは3つあります。

・話す順番を意識することで、わかりやすく伝えることができる
・一番伝えたいことの整理ができ、簡潔に話すことができる
・具体例を伝えることで、相手の印象に残りやすくなる

もしCREC法を意識せずに話した場合、
・話の内容が支離滅裂になる

・最初の質問に対する回答が出来ていない

・話が長くダラダラしてしまう

・途中で何の話をしているかわからなくなる などが上げられます。

あなた
たまにありますよね。
話しているうちに熱くなって、最終的に質問なんでしたっけ?ってなること

 

日本語はオチをいくらでもあとに持っていける言語です。

使いようによっては素晴らしい言語ですが、就職活動の面談の時や、仕事のシーンなど

はっきりとわかりやすく伝えたいときにはCREC法を思い出しましょう。

言いたいことを整理する

2.「主語と述語(動詞)の関係」を意識する

分かりやすく説得力がある話し方をするには、「主語と述語(動詞)の関係」を意識しましょう。

話している言葉のの中には主語と動詞の他にもさまざまな要素があります。

その中でも「誰が/どうした」のかを伝えることが一番重要になります。

具体的には「主語を明確にする」「主語と述語の距離を近くする」の2点が重要となります。

この2つのポイントを押さえて主語と述語の関係を明確にすることで、

話している意図が相手に明確に伝わるようになります。

2-1.主語を明確にする

「誰が」の部分が明確にならないとわかりづらくになります。

話しているとよく主語が省略されてしまっていたり、主語と述語が一致していない場合があります。

例文を紹介します。

例文
田中さんの上司に確認したところ、懸念を示していたとのことです。

この文には、「確認する」と「懸念を示す」という二つの述語がありますが、

どちらもその動作の主語が省略されています。

そのため、この文は複数の意味に読み取れてしまいます。

この例文を、「誰がどうする」という基本構造を意識してみると以下のようになります。
2つのパターンを示します。

修正1
私が田中さんの上司に確認したところ、田中さんは懸念を示していたとのことです。
修正2
田中さんが上司に確認したところ、上司は懸念を示していたとのことです。

このように2つの解釈をすることができます。

話している本人にとって、動作した人(主語)は明確かもしれませんが、

内容を状況把握していないほかの人が聞くと、「確認したのは誰?」「懸念を示したのは誰?」と混乱する可能性があります。

誰が聞いてもわかりやすいように、主語を明確にしておきましょう。

2-2.主語と述語の距離を近くする

主語と述語の距離は、できるだけ近くするように意識しましょう。

主語と述語の間に多く余計な語句が入ると、「誰が/どうした」がわかりづらくなり、

聞き手の理解が追いつかなくなってしまいます。

主語と述語の距離が遠い場合には、話しているときに一呼吸入れたり、

余計な修飾語を言わないようにするなどして、主語と述語の距離を近づけましょう。

例文
私は、使う人が満足する社員目線の事務改善を、社員や関係者に、より効率的に仕事ができることを期待し提案しています。

この文章はこのように整理するとわかりやすくなります。

修正
私は、さまざまな事務改善を提案しています。その目的は、社員や関係者がより効率的に仕事ができるとうになることです。




【まとめ】

今回は相手に伝わる話し方の3つのコツを紹介しました。

・結論から先に言う
・主語を明確にする
・主語と術語の距離を近くする

どれも難しいものではなく、日常生活の会話の中で少し意識すればできる簡単なものです。

またこれらを意識することで、頭の中も整理されます。

話すのがうまい人は3つのコツを瞬時に考え、一番伝えたいことは何かをまとめています。

ぜひ明日から試して、話し上手になりましょう!