アメフトから学んだ「頑張ってはいけない」ということ
よく頑張っても結果が出ない、頑張ることに疲れたと抜け殻状態になってしまうことは
誰しも一度はあると思います。
今日の記事はこんな人の参考になります。
・自分を追い込みすぎて、続けられず燃え尽きてしまっている人
そんな人たちに向けて私が大学生のときの部活のコーチが常日頃から言っていたことから学んだ2つのことをまとめていきます。
これから書くことは部活動のみならず日常生活や、社会人生活で大いに役に立ちます。
この記事を読むことで「がむしゃらに頑張ること」よりも「決めたことをしっかりやる」ことの方が重要だとわかり、明日からの人生の過ごし方を変えられます。
「頑張ること」よりも「ちゃんとやること」が大切
やみくもに頑張ることが一番よくないです。
頑張って結果が出ないとモチベーションが続かなり、
結果に繋がらないなら、最初から頑張らなくても良いやと投げやりになってしまいます。
「ちゃんとやる」これが一番大事なことなのです。
練習でもなんでもただ汗を書けば良いものではないです。
自分の目的意識をもって練習することがうまくいくための最短ルートになります。
たとえ5分しか参加できない事情であっても100%コミットする。
その5分のために死力を尽くすことが一番大切だと、日頃からコーチは口にしていました。
他にも、ノートにメモを書くときには、いい加減に走り書きするのではなく、しっかり書く。
きちんと書けばそれだけでそのプレーが成功する気持ちになれる。
そういった細部にわたって「きちんとやる」という意識を植え付けていました。
私がやっているアメリカンフットボールは意図のスポーツと言われています。
1プレーごとにハドル(円陣)を組み、次のプレーを全員で確認し、遂行する。
だからこそ一人ひとりがきちんとやることが大切です。
これはまさに仕事でいうとPDCAサイクルを回しているようなものです。
プロ野球選手の素振りもただ漫然と振るのではなく、一振りごとに試合でのシチュエーションを想定し、相手のピッチャーの球筋をイメージして真剣に振る。
何千回振ったところで何も考えていなければただの筋トレになってしまいます。
きちんとやるということはまさにそういうことです。

言葉の意味を定義づけし、イメージを摺り合わせる
例えば10ヤードダッシュするというメニューがあった時に皆さんは何をイメージしますか?
②ダッシュした結果10ヤードにたどり着く。つまり5~6ヤード目でトップスピードになり10ヤード目で終わる。
③10ヤード目までをトップスピードで走って、急停止する。
①をやろうとするとおそらく15ヤードぐらい走ることになります。
②の場合は5~6ヤードまでが力の入れどころで後は惰性で走るので、①と②は実際に走る距離は10ヤードくらい違います。
③については走るというかは止まる方メインになるので、もはや10ヤードダッシュとは違います。
10ヤードダッシュと言われると多くの人は②を選ぶと思います。
学生時代私たちは、「10ヤードダッシュ」いわれると①を意味するものと共通認識を作りました。
10ヤード目まで走りきらないことが癖になっている選手に対し、お互いに最後まで走り切れ!と
声をかけ、最後まで走りきる癖をつけにチーム全員の共通認識になるように取り組みました。

その他のメニューも同様に「最後までやる」ということは
「ジョギングでグランドを3周走る」なら3周目の最後まできちんと走り抜ける
実戦練習でも笛が鳴り終わるまでプレーし続ける。
プレーや練習をやりきる事だけではなく、こうしたことを繰り返しし、「きちんとやる」という言葉を定義付けました。
そしてそれを当たり前のように繰り返すことでチームとしての基準を作り出しました。
まとめ
とにかくガッツのある頑張り屋さんはたくさんいると思います。
しかし頑張ることよりもきちんとやる。「やりきる」ことがとても大切だということを
書いてきました。
神は細部に宿るという言葉があります。
細かいまで自分が決めたことをしっかりやりきるだけです。変に肩肘張らずに頑張る必要はありません。
大学時代のコーチは最後までやること、やりきることを「FINISH IT!」と言い、
きちんとやることを「EXCUTION!」と口癖のように言い続けていました。
今日が人生で一番若い日です。
明日からの毎日を「FINISH IT」してきましょう!
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